1月の終わりごろ、嘉乃が私の両親に挨拶に訪れた。
私はその場にいなかったからどんなふうに報告したのかはわからないけど、お母さんが「諒太郎も立派になって」って感動してたから、上手くいったんじゃないかな。
もともと、嘉乃はお母さんのお気に入りだったしね。
結婚する、と聞いた時にはさすがに驚いていたけど、それが2年後のことだと知ると両親も、それなら、と首を縦に振ったみたい。
私たち家族からしたら、こんな変わり者の諒兄を好きって言ってくれる嘉乃に感謝でいっぱい。
結婚相手としてじゃなくて普通に恋人として紹介されていたら、もう少し余裕をもって両親も喜べたんじゃないかと思う。


