「お邪魔しちゃ悪いんじゃない?」
そう言って、笑う。
「……あ、そう、だね。じゃあ、美都、樫野くん、またね」
「うん、メリークリスマス!」
美都の元気な声を背中に受けて、私は半ば京佑くんに引っ張られるようにして歩き出した。
な、何…!?
さっきの笑顔も怖かったし……。
また私、なにか怒らせるようなことしちゃった……?
「京佑くん…っ!手、痛い…っ」
あまりに強く握られて、思わずそう言っていた。
ぐいぐい歩いていた京佑くんが私の声にぴたりと止まる。
私の手を掴んでいた手からも、ふっと力が抜ける。
京佑くんは私の方を見ないまま、「ごめん」と呟いた。
何?


