「そっちは……、デート?」
意味ありげな視線で京佑くんを見上げる。
そんな美都の視線に気づいて、京佑くんはニコリとお得意の笑顔。
「そうだよ。そっちも?」
「やだ、私たちそういうんじゃないんで!幼なじみなんです」
美都はそう言って京佑くんの言葉を笑い飛ばした。
「綺深たち、もしかしてさっき乗ってたの?」
「うん!…美都、馬は恥ずかしいから、馬車にした方がいいよ」
すかさずアドバイス。
「アハハ、そうなの?じゃあ翔也は馬決定だね」
「なんでだよ」
「樫野くんの馬!?うわっ、似合わない!!」
「岬までそういうこと言うか!?……まぁ、似合わねぇだろうけどさ」
「わかってるんだ!!」
あはは、と笑っていたら、くい、と手を掴まれた。
京佑くん?


