君と本気のラブゲーム


なんて若干の後悔を覚えつつなんとか回り終えた。


いやー。


これは、あれだね。



恥ずかしいね!!



「だから馬車にしとけばよかったのに」


苦笑まじりにそんなことを言われながら、これからメリーゴーランドに乗る人たちの列の脇を抜けた。



……そのとき。



「岬……?」



不意にその列の中の誰かから呼ばれたような気がして振り返る。



……え!!



そして目に入った人物に、思わず目を見開いた。



「か、樫野くんと……、美都!?」



「あれ?綺深だー!偶然!!」



こちらに気付いた美都は、ひらひらと手を振ってくれた。


私は思わずそこに駆け寄っていた。


渋々、といった様子で京佑くんもついてくる。


「どうしたの!?」


美都に尋ねる。


すると普通に「遊びに来たんだよー」って返された。



そりゃそうか。