君と本気のラブゲーム


「ふざけてないで、行こ…っ!」


「待って」


「きゃ」


ふいに引き寄せられて、気付いたら京佑くんの腕の中にいた。



「な…っ」



久しぶりに触れ合ったせいか、なんだかいつもより恥ずかしい。


顔が熱い。


ていうか、なんで急に…っ!


と思ったら、上からからかうような声が降ってくる。




「危ないよ?」


「へ」


ハッとして周りを見ると、あのまま歩き出してたら横を歩いていたカップルにぶつかるところだったことに気付いた。



京佑くんが引っ張ってくれたおかげでなんのトラブルにもならなかったけど、ちょっと怖そうなお兄さんだった。



うわあ、私、周り見えてなさすぎ……。



「ごめん」


京佑くんから身体を離してそう言った。


さっきとは別の意味で恥ずかしい!



「いや、俺もごめんね。綺深の反応が面白くて、つい」


「ひどい!」


「まぁまぁ。早く行こうよ、メリーゴーランド」