「どどどどうしたの」
「何が?」
きょとん、と私を見つめ返してくる京佑くん。
え、無意識なの!?
「ほら、早く行こう。乗ってみたら案外平気かもしれないし」
京佑くんは、絶句して言葉を継げない私の手をグイッと引っ張って歩き出す。
私はただ、京佑くんの背中を見て。
ドクンドクンと、どうしようなく鳴りっぱなしの心臓を落ちつけようとしていた。
「ちょ、ちょちょちょ、回しすぎ!!」
「あはは」
「あははじゃないーーっ!」
まったく、誰だ、心配させたのは!!
思いっきり楽しんでるっていうか、むしろ私より楽しんでんじゃん!!


