「楽しみ、かなぁ?だって3日間勉強漬けだよ?」 「そうだけど、だってアヤとお泊まりだもん。それだけで嬉しい!」 私以上に勉強嫌いの嘉乃がこんなことを言うなんて、と図らずも目頭が熱くなった、気がした。 「嘉乃…!」 うっ、と口元を掌で覆う。 なんていい子なの! 「アヤ~!」 「私も嘉乃とお泊り嬉しいよ~!!」 がば、と抱き合った。 大変だ、早くもイベントテンションだ。