そう思いつつも、再び問題に向かう。
京佑くんも、自分の参考書を読み始めた。
ノートを開いて、問題を解き始める。
テーブルに向かい合って座っているので、ちら、と少し目線を上げれば真剣な顔で問題を解く京佑くんが見える。
うぅ…。
真剣な顔もカッコいいです…。
「……」
……うわー!!
どうしよう!!
なんか自分がキモい!!
なんで!?
もう結構一緒にいるよ!?
このイケメンすぎる顔にも慣れたはずじゃないの!?
なのになんで!
なんで、こんないちいちときめいてるの!?
別に、何かされたわけじゃないじゃん。
そこまで距離が近いわけじゃないし。
触れてるわけでもない。
なのに。
なのに、なんでなの!?


