「ごめん、待った!?」
そう言うと、ふたりは今私に気付いたようで、私の声に同時に振り返った。
「アヤ!ううん、大丈夫だよ!」
そう言って、嘉乃はにっこり笑って私のところに駆け寄ってきてくれた。
「……」
しかし、京佑くんは黙ったまま、冷ややかな目で私を見ていた。
「っ」
覚悟はしていたつもりだった。
……けど。
「キョウ、ほらアヤたち来たよ!」
嘉乃の声にゆっくりベンチから立ち上がった京佑くんは、もう私を見ようとはしない。
いざ、冷たい反応をされると。
私の心は、ずんと沈んで。
……重くて、痛かった。


