だって、怖いんだもん。
また、関係無いって言われたら、もっと心が重くなる。
あのあと、あの女の人と一夜を共にしたって言われたら、きっと、もっともっと重くなる。
……自分で、どうせ部屋に連れ込むんでしょ、とか、言っといて。
いざ、本当にそうだと認められたら、なんだか、傷付くような気がしたんだ。
私、こんなに臆病だった?
いくじなしの、弱虫だった?
少し時間が経って落ち着いてみれば、どんなに京佑くんが理不尽だって、私もちゃんと話を聞くべきだったってわかる。
……だけど。
私は、ケータイを見た。
着信履歴に残った京佑くんの名前に、ちくりと痛みが胸を刺す。
……だけど、無理だった。
どうしても、まだ、今は────。


