「はぁぁーー」
「アヤ、大丈夫。キョウ、別に昨日怒ってなかったよ。気にしなくても、大丈夫だよ」
大きなため息をついた私を元気づけるように、嘉乃は力強くそう言った。
「……きっと、怒ってるんじゃなくて、呆れてるんだ」
「ネガティブすぎるよ!!」
「ほっといてー」
私は、ジューッ、と紙パックのミルクティーを飲み干す。
京佑くんからは、昨日何度も電話がかかってきていた。
電話に出ない私に、『話させてよ』とメールもきていた。
でも、どうしてもそんな気分になれなくて、話を聞きたくなんかなくて、全部、無視してしまった。
……いつまでも、意地を張って取り合っていないのは、私だ。


