────翌日。
「ケ、ケンカしたあぁー!?」
「しーーーっ!声大きい!」
私は、昼休みに嘉乃と教室で机を合わせて昼食を取っていた。
そこで、「昨日京佑くんとケンカした」と嘉乃に言ったところ、嘉乃は驚いたように叫んで、目を見開いて私を見たんだ。
……周りの人の視線が痛い。
しかし、そんなことに嘉乃は気付いていないようだった。
「ケンカって、どうして」
動揺したようにふらふらと手を彷徨わせたあと、持っていたフォークを置いて、嘉乃がそう訊いてきた。
嘉乃が大声を出すのは珍しいことではないので、周りの好奇の目も「またか」というものに変わり、それぞれの会話に戻っていく。


