……もう、しらない。 考えたくない。 どうして、こんなに心が痛むのかなんて。 さっきまでふわふわと心に漂っていたもやもやが、今は確かな質量をもって私の心を重たくさせているようだった。 黒くて、重い、痛み。 何も、考えたくない。 …そうだ、もっと他のことに集中しよう。 明日までの宿題とか。 毎週楽しみにしている、ドラマのこととか。 「……っ」 そう、思うのに。 それなのに、心の中に息づいているのは、たしかな、悲しみだけだった。