君と本気のラブゲーム


「ね?大丈夫だったでしょ?おばあちゃんとおじいちゃんは2階でくらしてるからほとんど二世帯住宅みたいなもんなの」


嘉乃が自分の部屋に入りながらそう言ってきた。

全て和室かと思いきや、嘉乃の部屋は私の自室と同じようなフローリングの洋間だ。

初めて来たときは驚いたけど、他にも洋室はあるらしい。

意外!



「二世帯住宅って…」

「だってお風呂もキッチンも別々だもん」

「そうなの!?」


道理で広いわけだ、このお屋敷。


「日曜日の夜だけみんなでご飯一緒に食べる決まり。あとはバラバラ」

「ふぇー…」


確かに、それならお互いストレスもたまらないだろうしね。

嘉乃のお母さんがいくら優しくても、同居って大変だろうし。

結構いいバランスなのかも知れない。


「嘉乃ー、お菓子もってきたわよー」


コンコン、というノックの音と共にドアが開けられた。


「わーい!ありがとう」


嘉乃がお盆を受け取って、そして嘉乃のお母さんは私ににっこり笑いかけてから部屋を出ていった。


どこまでも愛想のいいお母様だ。


「はい、食べて食べて」


「やった!いただきます」