浮気な彼氏~大嫌い~

3限目が終わるチャイムが鳴り響いた。

「忘れてた!授業さぼっちゃった!
 よけい教室帰れないよ~!」

私がパニックになっていると、
隣にいるリュウヤ君の顔が近づいてきた。

「……っ」

初めてのキスだった。

「家おいで。」

リュウヤ君は言った。

「え…体操服なんだけど…
 制服教室だし。」

「じゃ とってくればいーじゃん。」

リュウヤ君はあっさりとそう言う。

「やだ、みんなきっと変に思うよ…っ」

私がそう言うと、リュウヤ君は校舎に入った。

「じゃ~俺がとってくる!」