「山下さんの彼氏は加藤リュウヤ君でしょ?」

「ヘンに隠しちゃってウケるよねw」

私はかたまった。
でも口だけは笑い言った。

「あは、ごめんね わかるよね…」

「ぷっ なんかウザ。
 クラスのほとんど知ってるし、
 みんな釣り合ってないって言ってるよね。」

私は目立つことが何より苦手。
だからクラスみんなに知られてるなんて耐えられない。
しかも釣り合ってないって目でみられて…

体育の時間が終わり、
みんな教室に帰ったけど、
私は教室に帰りたくなくて
くつばこでつったっていた。

「あれー?奈美おはよ~☆」

リュウヤ君が1人で門から歩いてきた。