それから一週間後。
体育でグラウンドに出ていた。

クラスで目立っている女子
3人が私のとこへ来た。

「山下さん彼氏いるってホントー?」

こういう話はすぐにもれる。

「あーうん一応…」

私がそう答えると、その3人はすぐに聞いてきた。

「それって誰?」

私は言い掛けたけど言葉をのんだ。

言えば釣り合ってないだとか、
遊ばれてるだけだろうとか
思われる気がした。

「……あは…言ってもわかんないよ たぶん…」

私が少し笑ってごまかすと、3人は笑いだした。

「あははは わかるに決まってるじゃん!」