baby!baby!baby!

「琉菜にも彼氏が出来たか~。」

「改めて言わなくていいから…。」

「琉菜がそんな顔してんの久しぶりに見たから。」

「そう?」





そうとうお父さんに気に入られたみたいだよ、龍佑。




親が彼氏のこと褒めて、彼氏は親のこと褒めて。




あたしってかなり幸せだ。





「おねえちゃん、眠い…。」

「着替え持ってくるから。まだ寝ないでよ!?琉偉も重くなったんだから。」

「うん…。」




急いで琉偉のパジャマを持ってきて着させた。




「ほら、ベッド行くよ。」

「うん…。だっこ…。」

「結局?」




仕方なく抱っこして琉偉の部屋まで運ぶ。



うん、この甘やかしがだめだね。




リビングに戻りつつ反省。





「琉偉寝たか?」

「うん。」

「俺、再婚しようかな…。」

「あたしのために再婚するのはやめてね?お父さんの好きな人と好きなタイミングで再婚して。」

「…悪いな。」





お母さんが出て行ったのはお父さんのせいじゃない。




あの人が弱かったから。




あの人がバカだったから。




あの人が中途半端だったから。




全部お母さんのせい。




だからあたしはお父さんを憎く思ったことがない。






「明日は仕事?」

「あぁ。いつも通りの時間にでる。」

「わかった。あたし寝るね。おやすみ。」

「おやすみ。」