baby!baby!baby!

「琉菜からよく話は聞いてるよ。」




よく?



なんの話してんだよ…。




いい話しかしてないと信じよう。





「琉偉の面倒見てくれてるって。ありがとう。」

「いや、俺が好きでやってるんです。」

「子供好き?」

「琉偉好きです。」

「わかってるね!」

「琉菜パパうらやましい。あんな息子いたら幸せですよねー。」

「そうなんだよ!」




琉菜はあきれて俺と琉菜パパをみる。




琉偉は笑顔。





「あれ、そういえば、琉菜と龍佑くんって付き合ってるのか?」

「はい!?あの、お付き合いさせていただいてます…。」

「固くならなくていいよ。そうかそうか!琉菜をよろしくな!」

「もちろんですよ。」

「あ、あたし!夜ご飯の用意してくる…。」





琉菜は照れながらキッチンに逃げた。




うん、かわいすぎるから今度からかってやろう。





「…琉菜の心を開くのは大変だっただろ?」

「え?…はい。」

「元嫁が他の男と出て行ってから琉菜には琉偉の世話に家事に全部やらせてしまって…。本当に情けない。」

「そんなことないですよ。琉菜も琉偉も琉菜パパが大好きで、俺はこんな家族が羨ましいと思いました。」

「…そうか。琉菜には普通の女の子みたいな自由をあげられなかった…。」





琉菜が悩んでたことは、とっくに琉菜パパが気づいて琉菜パパも悩んでたんだな。




やっぱり、この人は親なんだと思った。




「だけど、琉菜のことを理解して琉菜を好きになってくれて、普通の子にしてくれた君に感謝している。」

「いや、俺は…。」

「お願いだから、あの子を大切にしてやってくれ。」




父親は娘の彼氏なんて、いい気がしないとよく聞く。