*龍佑




「あ、あのさ…。冬の間…ね?遊ぶ場所…うちにしろってお父さんが…。」

「は?それ、まじ?」

「なんであたしがこんな嘘つくのよ!」

「確かに…。今日から?」

「うん…。」

「別に琉菜が嫌なら行かないから。」




正直、今状況飲み込みきれてないけど…。




俺だって緊張するし。



琉菜が嫌がることしたくもない。





「あたしは…大丈夫…。」

「は?」

「だから!あたしは別にいいんだって!お礼だってお父さん言ってたし…。」

「…じゃ、行く。」

「…うん。」





…なんだ、この空気。




「今日、親父さんいるの?」

「いないよ。仕事。」

「そういや、なんの仕事してるとか聞いたことなかったな。」

「お父さんの話?まぁ、今度で。」




俺の存在を知ったか…。




まぁ、大丈夫か。