baby!baby!baby!

そして時間になる。





「龍佑ばいばい!」

「ん。また明日な。」

「じゃあね、栗山龍佑。」

「…。」

「な、なに?」

「お前さ、俺に挨拶するのに間とかなくなったな。」

「え?あっ、べ、別に…」

「普通に嬉しいからそのままな?じゃ、また明日。」

「う、うん…。」





それ、どんな意味で言ったの?




って…特に意味はないんだろうな…。




嬉しいとか笑顔で言われて、心拍数あがってるあたしはもう手遅れ。




もう…不用意にあんな風にあんなこと言うな!





「おねえちゃん、かえらないの?」

「帰るよ。行こっか。」





落ちついて、琉偉の世話はちゃんとしなきゃ。




「ただいまー。」

「おかえり。」

「え!?お父さん!?なんでいるの!?」

「そんな幽霊見たような顔するなよなー。仕事がはやく終わったから。」

「おとうさん…?」

「琉偉ー!俺の顔忘れたか?」

「おとうさんー!」





嬉しそうな琉偉。




もちろん、お父さんも。




あたしとお父さんは一応ほとんど毎日会ってるから。






「お前等帰り遅いんだな。」

「あ…いや…あたしの同級生と琉偉が仲良くなって…」

「龍佑!やさしくて、おっきくて、かっこいいよ!だいすき!」

「男の子か。」

「あ、うん…。毎日公園で遊んでくれてるの。バカみたいに泥だらけになって。」

「そうか。冬の間は家で遊んだらどうだ?寒いだろ。」

「…は?」





さらっとすごいこと言わなかった?





栗山龍佑を家に呼べって?






「ま、待って!お父さん、いいの?」

「あぁ。琉偉はなついてるし、琉菜も琉偉とその子が近づくの許してるし、それだけで信用できる。」

「ちょっと待ってよ…。」