baby!baby!baby!

「笹原さんって弟いたんだ。」

「まぁ…。」

「だから帰りはやいんだ?」

「まぁ…。なんで?」

「いや、うちの学年でけっこー有名だからさ。笹原さんは帰りがはやいから男いるって。」





なに、その噂。




あたし誰かとつきあったことないし。




てゆーか、恋なんてしてるヒマなかったし。





そりゃあ、初恋くらいはあるけど。





「あたしはこの子を迎えに行かなきゃだから。」

「へぇ。笹原さんって人気あるんだよ。美人だから。」

「栗山くんに言われても。」

「名前なんてゆーの?」

「…琉偉。」

「へぇ。琉偉クン?よろしくな。俺、龍佑。」

「龍佑かっこいい!おねえちゃんのすきなひと?」

「違う!ほら、行くよ琉偉。」

「うん!ばいばい!」





あたしはあの人の嘘くさい笑顔が嫌い。





絶対本性隠してる。






さっさと会計を済ませて帰宅。






「はぁ…。」





どっと疲れが…。