baby!baby!baby!

「ほんとに料理でいいのかな…。」

「俺はね、わりとアイツとつき合い長いけど、あんなに落ち着いてて楽しそうな龍佑見たことないんだよ。」

「落ち着いてます!?超元気ですよ!?」

「ははっ。んー、なんていうんだろ…前はいつもなんかイライラしてたから。」





そんな龍佑見たことない…。




あたしと会う前の龍佑ってこと?





「今までは相手に見返りを求めてつき合ってたんだよ。琉菜にはなにかを求めるんじゃなくて、俺が琉菜のためになんでもしてやりたい。って言ってた。」





なにそれ…。




バカ龍…。




嬉しいけど、あたしだって龍佑のためになにかしたいって思ってるもん…!!





「あたし…料理にしてみます。龍佑が一番喜ぶことしたいから…。」

「そっか。いいと思うよ。」





ニコッと笑ってくれたタクさんは、やっぱりイケメンだ。




中身もいい人だな…。






「あたしも聞いていいですか?」

「桜ちゃんも?健太の彼女、だっけ?」

「知ってました?」

「名前はよく聞かされてたよ。」






タクさんって、すごく落ち着いた大人だな…。




お父さんとも光さんともユミさんとも違うタイプ。





「健太になにあげたらいいですかねー?」

「健太か…。アイツは…あ、ベルト欲しいって言ってたな。」

「物かよー。栗山くん見習ってよー。」

「ははっ!」