baby!baby!baby!

「まぁ…ラストチャンスみたいな。どう?」

「琉菜が決めろ。」

「待って、普通はイヤだよ、そんなの…。」

「けど…諦める気にもならないからさ。」






そんな風に言われたら断れないじゃん…!




ど、どうしよう…。





「龍佑~…。」

「はぁ…。倉田、わかった。けど、それで望みないと思ったら琉菜は諦めろよ。」

「思えたらな!」

「爽やかなのが余計ムカつくな。」





結局、次の日曜が倉田くんの部活が午前で終わるらしいから、その日に出かけることになった。





それを決めて、倉田くんと別れた。





歩きながら龍佑は文句を言ってる。





「ったく…琉菜と2人でとか言ったら拒否出来るのに、俺も一緒でいいとか、あいつ意外と腹黒い。」

「断れなかったの怒ってる…?」

「あれは…仕方ねぇ。琉菜に怒るわけないだろ。」

「うん…。」





なんか…あたしが一番気まずいっていうか…。




あたしは日曜どんなふうに振る舞えばいいの…。





「琉菜。」

「なに?」

「俺は気にくわないけど倉田は、いい奴だと思う。だから、琉菜が友達でいたいと思うなら、友達として振る舞って良いからな?俺のことは気にするな。」

「…うん。」

「ただ、お前を渡す気は少しもねぇから。俺は琉菜が心変わりしないようにがんばらねぇとなー。」





心変わりなんて、出来るわけ無い。




なんで龍佑は、あたしが不安に思ってることも全部わかっちゃうんだろ。





わかったうえで、嬉しいことを言ってくれる。





ずるすぎるよね…。