*龍佑



今日は休日。





琉菜の家に来てる。





「琉偉?どっか行くのか?」

「うん!あそびにいくの!」

「え…行ってらっしゃい…。」

「いってきます!」






なに、この寂しさ…。




琉偉が大きくなってく…。






「わかりやすく寂しそうだね。」

「…ま、琉菜と2人ならいいか。」

「はっ!」






今気づいたらしい琉菜。




なに、そのかわいいリアクションは…。






「なんか最近こういう時間少なかったし。俺と2人じゃ嫌?」

「…嫌じゃない…です…。」





照れてる、照れてる。




って言ってもすることねぇんだよな。




まぁ、高校生がヒマなのもどうかと思うけど。






「今日は…琉菜を甘やかそうかな。」

「え?いつもと変わんないよ?龍佑いっつも優しいし。」

「俺が本気で甘やかしたらそんなもんじゃねぇよ。」

「意味わかんないからいいよ。」






ちっ…。




ま、俺も絶対途中でくじけるからいいか。





それにしてもヒマだ。






「…琉菜。」

「ん?…っ…なんでいきなりキス…!?」

「ダメ?」

「すぐそうやってカワイイ顔する…。あたしが弱いのわかってるくせに…。」






琉菜の行動はけっこう俺のツボにハマる。




ってか、こんな雰囲気久々。






「髪、のびたな。」

「うん。肩ぐらいと今とどっちがいい?」

「…今ぐらい?でも…。決められねぇ。」

「じゃあのばしとこっかな。」