baby!baby!baby!

*琉菜




「栗山くん?」

「うん…。」

「じゃあ、あたしは教室に戻ってるね。」

「うん、ありがと、桜。」

「今回は健太に言った方がいいかもね~。じゃ、あとでね!」





桜がいなくなって、1人になると少し不安になる。





龍佑は…みづきさんとどんな話したんだろ。





健太と桜には迎えに行くって伝言頼んだみたいだけど…。





1分が長く感じた。




1時間目が始まる頃。






「琉菜!」

「龍佑…。」

「保健の先生は?」

「今日はいないみたい…。」

「じゃあここでいいな。」






走ってきたみたいで、すごい汗かいてる…。





息もあがってるし…。






「龍佑、なんでそんな急いできたの?」

「はぁ!?琉菜を迎えに行くためだろ!」

「あ、そっか…。」

「…琉菜。俺が間違ってた。全部琉菜が言ったとおり。ごめんな?」





龍佑がこんなに真剣に謝ってるのははじめてみるかも。





こんなときまでかっこいいなんて、ずるいよ…。






「もし、琉菜が俺に愛想つきてなければ、これからもつき合ってくれない?」

「…別れるつもりなんて、全然ないもん…。バカ!」

「…これだけは言わせて?一瞬でも、みづきさんにぐらついたことは無い。絶対。」

「龍佑~…。」





自然に涙が出て、自然に龍佑に抱きついた。




あたしは、なによりも寂しかったのかもしれない。






「でさ、俺決めた。」

「なにを?」

「人を疑うのは俺の役目。もう二度と琉菜にやらせない。だから琉菜は変わるな。」

「え?」

「琉菜は人を疑うのは向いてない。今回は琉菜に救われたわけだけど…これからは俺が琉菜を守るから。」






そんな目で見られて、そんなこと言われちゃったら…。





あたしドキドキで死んでしまう。