baby!baby!baby!

*龍佑




琉菜が言ってたことは気になる。





けど…疑う気になれない。





理由は不明。





みづきさんに対して恋愛感情は皆無。





それだけははっきりしてる。






「心広いね。」

「誰が?」

「琉菜ちゃん。普通、あの場面で彼氏とほかの女の人一緒に帰すの、あたしならいやだけどな。」





俺が逆なら琉菜引っ張って帰るけど…。




まぁ、琉菜なら他人を優先するとかありえる。






「…みづきさん、今日バイトは?」

「病み上がりで倒れたら逆に迷惑かけちゃうから。お休みもらった。」






その後はアパートの前まで送って別れた。





家に帰ると母さんが玄関で仁王立ち。





「なんだよ?」

「琉菜ちゃんじゃない子と歩いてたでしょ。」

「あぁ、それは…」

「開き直り!?最低!言っとくけど、あんたが一緒にいた女絶対黒いから!」

「…話を聞け。あの人はちょっと知り合いで、琉菜がいいって言うから家まで送ったんだよ。」

「ふーん?光~、龍佑あんたに似たよ!!」

「待てよ、俺こいつほど節操なくなかったぞ。」





これが親の言葉か!!




リビングにいる親父に叫んでまで言うことかよ。





つーか、母さんもみづきさん黒いって。






「琉菜ちゃんじゃなくてあの子連れてきたら許さないからね。」

「そんなことあるわけねぇじゃん。」

「しっかし、あんたも女心わかってないねー。」

「は?」

「明日からちゃんと琉菜ちゃんと話せるかなー。」

「どういう意味?」

「自分で考えなさい。」






母親ぶって最後にそう言った母さん。





でも結局わかんないまま、朝を迎えて俺は学校へ。