baby!baby!baby!

「龍佑くん!起きて!学校は?」

「ん…?ここどこ?」






次に気がついたときには、もう朝だった。





だけどここはみづきさんの家…?





は!?





「俺…寝てたのか!?」

「そうみたい。あたしが起きたらいたから。」

「やべぇ!」





しかも時計見たら1時間目はじまってる。




なにより、琉菜にメール送ってない。





しかも、女の家に泊まったことになる。





きっとこんなに焦ってる俺は最初で最後だ。





「なんか泊まっちゃったみたいですいません!俺行きます!」

「顔洗わなくていいの?」

「一回家帰ります。じゃ!」






とりあえず走って自分の家まで。




昨日から走ってばっか。




でも今は自分がわるい。






「あー、龍佑!」

「ただいま。今急いでるから。」

「泊まるなら連絡しなさいよ!健太のとこ?」

「ちがう。」

「まさか…琉菜ちゃん?」

「ちがう。」

「はぁ?あんたまさか浮気…」

「それもちがう!だから急いでんだよ!あとで言うから!」






母さんを振り切って、軽くシャワーに入って顔洗って着替えて出発。





学校までまた走る。





学校も遅刻だけど、そんなもん、実はどうでもいい。





頭のなかは琉菜。





自分で自分がありえねぇ。





故意ではねぇけど…。







2時間目がおわるころ、教室に入った。






「龍佑…!」

「健太…琉菜は?」

「琉菜よりも桜が怒ってるぞ!」

「怖いけどそれはあとでいいって。」

「琉菜は…元気ないと思う。いつも通りにしようとしてるけど。まじでなにがあった?」

「あとで話すから。」





そして琉菜を発見。




げっ、桜…。






「龍佑…?」

「琉菜…ごめん。昨日の話全部言うから。」

「…。」

「言うから。じゃないんですけど!どういうこと!?」

「桜にもあとで。まずは琉菜だから。琉菜、行くぞ。」






わかりやすく沈んでる…。





小さくうなずいた琉菜は俺が手をひくとついてくる。




俺を嫌いになったわけではないみたいだけど。