baby!baby!baby!

「あたしの話は良いから。琉菜さぁ、恋ぐらいしてもいいんじゃない?」

「バカ言わないでよ。そんな余裕ありませーん。」

「いるじゃん。栗山龍佑。」

「やめてよ。今の話聞いてた?」

「ははは!」





あたしは琉偉に寂しい思いはさせたくないし、お父さんの代わりに琉偉を守る。




お父さんに強制なんてされなくてもそれくらい思う。




だけど…ほんとは…。




ほんとのあたしは…。





「琉菜?どうしたの?」

「あっ、なんでもない。」




だめ、そんな考え捨てなきゃ。





あたしは思いっきり頭を振った。





「ちょっと、どうしたの?」

「なんでもないよ。」





放課後になると、急いで幼稚園に。




「こんにちは。」

「あ、おかえりなさい、琉菜ちゃん。」

「いつも、あたしの学校が終わるまですみません。」

「あら、他の子もいるし、気にしないで~。琉偉くーん!」




今日も琉偉は笑顔。



琉偉の笑顔のため、だから。




「よぉ。」

「なんで、あんたがいんのよ…。」

「龍佑ー!!」

「琉偉は喜んでるけど?琉菜は?」

「あたしが喜ぶと思った…?」





待ち伏せ?



なんなの?



あたしに何を望んでるの!?