baby!baby!baby!

「昨日は必死だったからわからなかったけど…こんなイケメンに拾ってもらってたんだね。」

「俺、べつにたいしたことしてないですから。」

「龍佑くんにはそうでも、あたしには大きいことだったの!それにしても、こんなイケメンの前で泣いたり抱きついたり…ほんとごめんなさい。」

「いや、全然。ってかイケメン関係ないし。」

「女だからね、恥ずかしいよ。やっぱり。」





みづきさんはバイトかけ持ちしてるらしい。




話を聞いてると結構キツそう。





って…初対面の女とこんなに話せるようになるとは…。




健太の言うとうり、かなり丸くなってるかもな。





結局、少しおごってもらった。




バイトかけ持ちとはいえ、やっぱ大人だな。






「なんか、すいませんでした。ごちそうになって…。」

「ううん、いいの!ほんとにありがとね。じゃあ、また会えたら。」

「はい。」





わりと長居したな…。




もうメールめんどくせぇから琉菜んち行くか。





そう思いながら立ち去ろうとしたら、後ろからドサッて音がした。





振り返ると、みづきさんが倒れてる。






「みづきさん!?」

「ごめ…ん…なんか…気持ち悪くて…。」

「立てますか?」

「ほっといて…いいから…。」

「ほっとけるわけねぇだろ!救急車呼びますね?」

「おねがい、やめて!」





はぁ?




ったく…どうしたら…。




仕方ねぇからみづきさんの家まで送るか。






「みづきさん、俺が家まで送ります。おぶるんで、道案内はできます?」

「たぶん…。」






ごめん、琉菜。




もうちょっと待ってろ。