baby!baby!baby!

*龍佑




「さてと。とりあえずあいつは許さねー。」

「…葉山くん?」

「そ。よし、怒鳴りこむ。」

「え!?」

「放課後行くぞ。」

「待ってよ!キャラ!」

「んなもん知るか。」





俺のキャラなんてそんなクソみたいなもんどうでもいい。




琉菜が一番大事。




だいたい、琉菜は気づいてないだろうけど、結構精神的にも疲れてきてると思う。




俺と離れるのすっげぇ怖がってたし。





「琉菜、おいで。」

「うん。」





琉菜は俺の足の間に座って、俺は後ろから琉菜を抱きしめる。





「なんかこういうの久々…。」

「だな。」





琉菜のそばは不思議なくらい落ち着く。





琉菜は俺に嫌われたくないって言ってた。




だけど俺は琉菜がなにをしても嫌いになれる自信がない。






「そろそろ終わるな。」

「うん。」

「戻るか…。」

「…うん。」

「放課後、琉菜も行くか?」

「行くよ。」

「わかった。」





教室に戻ると、桜と健太がこっちをみた。





「解決したのか?」

「あぁ。」

「…琉菜。」

「桜…。話したよ、ちゃんと。全部桜の言うとおりだったの。本当はわかってたんだけどね…。」

「もうそんなこといいよ~。それより健太がきもいの!」





実は、俺の情報源はほとんど桜。





琉菜と桜のあいだでなにがあったかも聞いた。





戻るのは一瞬だったけど、戻れて良かったんじゃねぇの?





「なぁ、もしかして俺だけ乗り遅れてる?」

「なにがあったかはあとで桜に聞け。」

「…わかった…。」




桜もそれどころじゃなかったんだろ。




とりあえず、少し元通りだ。