baby!baby!baby!

ほんとは、ケンカにもなってないんだと思う。




だって、桜は悪くない。





あたしは…意地はってるだけかな。





周りに心配かけないようにしてたけど、逆に迷惑なのかも。





わかんないや。






「琉菜先輩!」

「葉山くん…。」

「俺もいるんだけど。」

「声かけてほしいですか?」

「ほしくねぇ。」

「ならいいじゃないですか。」





あ、今龍佑いらっとしてる。




わかるけどね。





「もうお前くるなよ。」

「なんで龍佑先輩に言われなきゃいけないんですか。」

「俺が琉菜の彼氏だからだ。」

「彼氏だと、他人の気持ちまで抑えられんですか?」

「お前うざすぎ。」






龍佑と葉山くんは言葉でケンカ。





葉山くんはヘリクツが得意みたいで、口ゲンカはいつも引き分け。





「あたし、龍佑以外好きにならない。」

「じゃあ、琉菜先輩。またあとで。」

「ちょっと…!」





わざとだな、最後の…。




あたしの言葉はスルーだし。





「あとって?」

「葉山くんが勝手に言っただけ。」

「そうか。」






ごめん、龍佑。




嘘ついて。




ほんとは、葉山くんに今日の夜学校って会いたいって手紙だした。




決着つけようと思って。





「もういこ?」

「あぁ。」





それから、いつも通りに過ごす。




龍佑が帰って、琉偉が寝た。





そろそろいこうと思う。






「肌寒い…。」





なんかちょっと怖くなってきたかも…。





学校につくと、葉山くんが待ってた。






「先輩こんばんは。」

「頼みがあるの。」

「なんですか?」




余裕のある顔であたしをみる。




相変わらず顔は整ってるけど、中身が最悪。




「葉山くん…自分のファンをとめて。」

「はい?」

「あたしが今どういう状況か知ってるくせに。」

「知ってます。けど、いわゆるファンがなにをしてても、俺には止められない。だから止めない。」