baby!baby!baby!

「ただいま。」

「健太きてるよ~。」

「またかよ…。」

「よお!って…なんか暗くねぇ?」

「まぁ。ヘコんできた。」

「珍しい…龍ママ、明日雨かも!」

「迷惑~。」






心遣いのねぇ家だな…。




まぁ、楽だけど。






「龍佑の悩みなんて、琉菜ぐらいだろ。琉菜がなんだって?」

「何日ネタにされるかわかんねぇから言わねぇ。」

「はぁ?誰に。」

「おまえだよ!この俺が、女々しいことでヘコんでるから。」

「それは桜と俺のなかでしばらくはやりそうな見出しだな。」

「だろ?」





健太のバカさに少し救われてる。





それもなんか…不覚だよな。






「琉菜といえば、葉山のあの告白、語り継がれてるみてぇだな。広まってる。その場に龍佑がいたことも。」

「ふーん…。」






広まってるってことは…過激派に知られるのも時間の問題。





もし琉菜が今いじめられてるのを隠してたとしても、過激派のは隠しきれないだろ。





…いや、待てよ?





琉菜が転んだって言ってたの…。





いや、いくら過激派でもそこまでやるか?






くっそ…考えててもラチがあかねぇ。






そうか。




自分で動けばいいんじゃん。





それで間違いならそれでいいから。





なんで見失ってたんだ…!






「健太!」

「は、はい…?」

「おまえまじでバカだけどたまにまじで使えるな!」

「なんなの、こいつ!?」

「俺、復活!」

「まぁ…よかったな。」





琉菜がしゃべらねぇなら調べる。





それから、俺は広い心で待っててやんねぇとな。