「龍佑の部屋初めてだー。」

「あんま物ねぇだろ。」

「うん。でも龍佑っぽい。」





女に部屋見せんのは初めてだ。




また琉菜に初めてを教えられた。





「龍佑、今日はほんとにありがとう!」

「琉菜が楽しそうでよかった。琉偉が琉菜の誕生日はなにもしてないっていってたから。」

「うん。だから、すっごい楽しかったよ!嬉しかった。」

「そう?じゃあ琉菜から…」

「しない!!」

「ははっ!まぁ、それは冗談として。はい、これ。」





前に買ったプレゼントを琉菜に渡す。





「えっ…ありがとう!開けていい?」

「ん。たいしたもんじゃないけど。」





琉菜はプレゼントを開けた。




なんか…恥ずかしい。






「かわいい…。ありがとう!!」

「あー、喜んでくれて良かった~…。」

「龍佑?」

「ん?」

「プレゼントもね、もちろん嬉しいし、光さんや、ユミさんといれたのも嬉しいんだよ。でもね、龍佑といれたことが一番嬉しい!」





俺の部屋でそんなこと言うんじゃねぇよ、バカ琉菜…。





変なことはしません。





我慢します。




でもかわいすぎるから…






「琉菜。」

「なに?」

「琉菜が悪いんだからな?」





少し長めに琉菜にキスをした。





今年の琉菜の誕生日は成功したみたいだ。