baby!baby!baby!

親父の話をしてたら丁度親父が帰ってきた。






「ただいまー。」

「すごいタイミングですね…。」

「たまにこういうミラクル起こすのよ。」

「ん?俺?」





マヌケな顔してる親父。





悪口じゃなくてよかったな。






「琉菜ちゃん誕生日おめでとう。」

「ありがとうございます!」

「ケーキ、買ってきた。」

「光ナイス!」

「なんかすいません。」

「すいません、じゃなくて?」

「…ありがとうございます!」

「かわいいな~。」





たまには親父もいいことすんな。






「お、この子が琉菜ちゃんの弟か?」

「そう。」

「おじゃましてます!」

「小1だっけ?しっかりしてんな~。俺の息子はこんなにしっかりしてなかったわ。」

「へぇ~。」






って、また俺じゃん…。





母さんと裏であわせたんじゃねぇの!?






「龍佑、琉偉のこと見ての通り溺愛してるんです。」

「だな~。キモイな!」

「息子にキモイはねぇだろ、クソジジィ。」

「うるせぇな、クソガキ。」

「けんかダメです!って先生いってたよー?」

「「なんだよ、かわいいな、おい!」」






俺と親父を見て爆笑してる琉菜。





親父とハモったとか不覚…。






「いいから、光も食べなよ。あたし久々に頑張ったから!」

「ん、食う。」

「は?すごいねとかないの?」

「すげぇな!」





親父よわっ…。




てか、母さんめんどくせぇな。






「龍佑はさ、あたしがなんかしたらすぐほめてくれるよね!」

「琉菜にも甘いってことだな。」

「龍佑にほめられるとよけい嬉しいよ?」

「じゃあ琉菜はほめてのばすか。」






親に聞かれたらからかわれるから、こっそり話しかけてきた琉菜。





いちいちかわいいことを仕掛けてくるから俺が大変だ…。






ある程度飯食い終わったら親父が買ってきたケーキを分けて食べる。







「琉菜ちゃんがうまそうに食べるから俺うれしいわ。」

「あたしの料理もおいしそうに食べてくれるの。」

「だってほんとにおいしいんです!」

「琉偉くんも素直だよなー。」







うちの親は笹原姉弟に心をつかまれたみたいだ。





まぁ、いいことだな。






よし、あとは俺と琉菜の時間。







「親父、琉偉たのむ。」

「…変なことはするなよ?」

「しねぇよ!!」






俺をなんだと思ってんだよ…。






琉偉を親父にまかせて、琉菜を連れて俺の部屋。