baby!baby!baby!

「…おい、龍佑。買うならはやくしろ。今俺らかなり浮いてるから。」

「うるせぇな。わかってんだよ。むしろ俺が一番身にしみてるから。」






俺らは2人で歩くとなぜか目立つらしい。




それはいいけど、こういうときは悪目立ちする。





女が多い店にいるときは…。






「タクさんも言ってたけど龍佑はセンスあるから大丈夫だ。だからはやく決めろ。」

「まじうるせぇ。…これにした。」

「会計!はやく!」

「お前のその声のボリュームが一番目立つ。」





まぁ、俺もはやく逃げたかったから即会計して店を出た。




「疲れた。龍ちゃん、なんか食いたい
。」

「食えば?」

「お礼の気持ちはなし?」

「別に。」





あ、いじけた。




仕方ねぇからいつかなんかおごってやろう。





いつか。




「ん?」

「どうした?」

「今琉偉の声した。」

「龍佑の頭おかしくなった。」

「いや、まじだって。」





あたりを見渡してみる。




絶対聞こえた。





「あ…いた。あれ、桜と琉菜と琉偉。どうしよう、龍佑きもい。」

「あー!龍佑ー!」

「琉偉~。」





俺たちを見つけた琉偉は走ってきた。




あぶねぇ、けどかわいい!





「えっ!?龍佑!と、健太。」

「健太~!」

「桜~!」

「すごいね、こんなことってあるんだね。琉偉が走り出したからびっくりしたけど。」

「龍佑なんか急に琉偉の声がするとか言い出したから。」

「こわっ。」




琉菜も味方してくれねぇの?




まぁいいけど。