「ほんとに狙ってねぇよな?」

「なにが。」

「やっぱそんなわけねぇよなー。」

「だから、なにが?」






ってことで、やっぱ俺の弱点は琉菜。





なんだかんだで琉菜には適わないと思う。






「ねぇ。」

「ん?」

「あたし、誰にも一秒も揺れなかったよ?」

「ふーん。」

「それだけー?」

「俺と付き合ってて揺れるわけねぇだろ。逆に聞くけど俺より上いんの?」

「そのたまに現れる俺様ムカつくけど言い返せない…!」






つまり当然ってこと。




安心しろ。




俺も何人イイ女が居ても揺れる気しねぇ。




琉菜が最高。




…とは、あえて言ってやらねぇ。






「ほら、帰るぞ。」

「うん。」

「ん。」

「…うん!」






どうやら琉菜は俺が手を出してやるのが好きらしい。





寄ってくる琉菜もかわいいんだけど。






「琉偉もう帰って来ちゃうかな?」

「くるんじゃね?まだ一年だし。」

「じゃあすぐ3人になっちゃうね。」

「2人でいてぇの?」

「ち、ちがうもん。」

「なにがしたいのかな~。」

「うるさいっ!」






やっぱ俺には琉菜しかいねぇな!