baby!baby!baby!

そう言って、彩香は帰って行った。





ようやく一段落。





「ヤス先輩、ありがとうございました。」

「俺はお礼言われる資格ないから。」

「でも、やめてくれました。」

「琉菜ちゃん、まじで俺の妹になんない?」

「何気に名前で呼んでんじゃねぇ!琉菜、こいつ絶対遊び人。」

「龍佑が言うな。」






それ言われたらなにも言えねぇ…!





「安心しろって、栗山。琉菜ちゃんはかわいくていい子だけど、俺のタイプじゃないから。」

「ヤスのタイプでもわたさねぇよ。」

「先輩つけろよ。」





先輩って感じじゃねぇから、つい。




ま、いっか。





「ちなみに、なんでヤスはここに来たわけ?」

「たまたま彩香見かけてさ。なんかヤバイ空気だったから。」

「なぁ、ほんとに彩香のこと好きじゃねぇの?」

「まったく?」

「じゃあほんとのお人好しだな。バーカ。」

「まじむかつく。」





まぁ、そんに嫌いじゃねぇかも。




なんかあったとき使おう。





「じゃ俺帰るわ。」

「さっさと帰れ。」

「龍佑!先輩、なんかあったら相談しに行っていいですか?」

「ん、もちろん。じゃあな。」





そして、ヤスも帰って行った。




この何十分かがすげぇながく感じる…。






「ヤス先輩いい人だったね?」

「俺の目の前で浮気宣言しやがって。」

「え!?あっ、違うよ!お兄ちゃんいたらこんな感じかなって思ったらつい…。」

「まぁ、いい。アイツのとこに行かせることなんかないし?」





そう言ったらすっげぇ笑顔になった。





だから、その笑顔に俺は弱いんだって。