baby!baby!baby!

次の日。



学級委員でもないのに先生にまた雑用を頼まれた。




準備室から文化祭の資料を持って行って配れってさ…。





資料がある準備室って、あんま明るくない場所にあって昼間でも微妙に怖いんだよね…。






「よいしょ…っと。おもっ…。」

「笹原さん。」

「あ、ヤス先輩。」

「それ女の子1人じゃ無理だよ。一回置いて?俺手伝うから。」

「悪いですよ。」

「いいからいいから。気にしない~。」






龍佑にも怒られるんだけど…。




とは、言えないな…。





「ねぇ、笹原さん。俺、まじで笹原さんのこと好きになったみたい。」

「はい?」

「栗山より優しくする自信あるよ。あんな俺様よりいいと思うけど?」





ヤス先輩はほんとに女子に優しいのかもしれない。




でも、あたしは…。






「嘘ついちゃダメですよ。あたしのこと好きなんて嘘。それから、俺様じゃないっていうのも。あと、あたしと偶然ぶつかったのも。」

「…は?」

「詳しいことはわからない。けど、龍佑がヤス先輩に近づくなって。」

「…そっか。」





ヤス先輩は少し笑った。




「俺には無理だわ。」

「え?」