baby!baby!baby!

「ゆっくり行くか。」

「うん!」




手をつないで、歩き出す。





「笹原さーん。」

「あっ、えっと…ヤス先輩?」

「覚えててくれたんだ~!」

「はい。じゃ、お疲れさまでしたー!」

「え、はやいね。」

「え?」




また出た…。




しかも俺いるっての。





「てめぇ、何のようだ。」

「もう完全に素だな。」

「あんたに猫被んのはもったいない。」

「だから、俺先輩だってば。」

「え?龍佑、知り合いなの?ってか仲悪いの?」

「ちょっと話したことあるだけだよ。な、栗山。」

「覚えてねぇな。」

「まじムカつくな。」





何がなんだかわかってない琉菜。





わかんなくていいんだよ。





彩香のことまで言わなきゃいけなくなるし。







「じゃ、さよーなら。行くぞ、琉菜。」

「う、うん。先輩、さよなら!」

「バイバーイ。」





せっかく琉菜に癒されたのに最悪だ。





1日に二回も会いたい奴じゃねぇな。






「龍佑?」

「大丈夫。」