baby!baby!baby!

帰り道を歩いていると、うしろから誰かに呼ばれた。





「龍佑。」

「…なんでいる?彩香。」

「なんでって…待ち伏せしてたから?」

「なんなんだよ。もうお前とは無関係。」

「はいはい。そう言うのわかってたから待ち伏せてたんだよー。」






こいつ、ストーカー気質?





めんどくせぇな…。





彩香はいつもの笑顔で近づいてくる。






「近寄るな。」

「龍佑はさ。高校から特定の彼女つくらないで遊びだけだったでしょ?」

「はぁ?」

「だから、あたしはほっといてもいいと思ったの。…なのに秋ぐらいからだったかな。笹原琉菜にかまうようになった。」

「…だからなんだよ!俺をイラつかせて楽しいか?」






なにが言いたいかもわかんねぇし。





なんで彩香がこんなこと言ってんのかもわかんねぇ。




とにかくうざい。






「大した用じゃないならもういいだろ。二度と話しかけるな。」

「琉菜ちゃんって、ガード堅いね?」

「…どういう意味?」

「やだなぁ、褒めてるんだよ。」

「…時間の無駄だった。」





あのとき以上に彩香にキツいこと言うつもりはなかった。




まぁ、関わる予定もなかったんだけど。




しかも最後の意味深…。





彩香がなにをしてきてもなるようにしかならねぇ。






イライラしながら家に入ると相変わらず健太。






「おかえりー。」

「なんだよ。」

「お、機嫌わるいね。どうしましたか、龍佑様。」

「うぜぇな。彩香だよ。待ち伏せられてた。」

「うっわぁ…。」





そりゃ、誰が聞いてもひくだろうな。