そして、あたしの登校日の日。




琉偉も登校日。






「琉偉~用意できた?」

「うん!」

「1人で行けるよね?」

「まかせて!」





あたしと琉偉は同時に家を出て、別々の方向に歩いた。




ちょっと寂しいかも…。




しかも時間に余裕あるとかいつぶり…。





「おっはよー!」

「桜~!おはよう!」

「余裕あるね。」

「かなりね。寂しいよ。」

「あはは!」





まぁ、こういうのも望んでいたし、楽しみではあった。





「琉菜。」

「おはよう、龍佑!」

「琉菜と登校ね~。それもアリだな。」

「前に一回行ったけどね。」





あたしが琉偉を迎えにいくのが続行だから、龍佑も着いてくるのやめないって。




琉偉も喜んでたし、あたしも嬉しい。





「健太は?」

「寝坊じゃね?」

「え、置き去りにしたの?」

「アイツが家に来ないから。」





なんて俺様…。




あたしにはそんなに俺様しないんだけど。




健太には特別すごいかも。




そして、休み明け恒例。




取り囲まれる龍佑。




もう知らなーい。





ほっといて桜と教室に。




教室のドアにクラス分けの紙が張り出される。




だからそこまで行かないとわかんない。






「えっとー…あった!あ、琉菜も一緒!」

「ほんと?やったぁ!あ、龍佑もいるー。」

「健太もね!やったね!4人そろった!」

「うまくできてるねー。」





教室で桜と話してると、疲れた顔の龍佑が来た。




「龍佑?大丈夫…?」

「大丈夫だよ。ありがとう。」





あ、教室バージョン続行?




相変わらず鳥肌たつ。




桜の顔はあからさますぎるけど。





それから少しして健太も来た。





「全員そろうとかすごくね?」

「健太と一緒でうれしいよ!」

「俺も桜いて嬉しい!」





くそ、バカップル…。




「琉菜は?言ってくれないの?」

「い、言わない!わかってるくせに…。」

「ん、わかってた。」

「なんか俺らよりバカップル感あるよな。」

「たしかに。」

「「どこが!」」