カラオケを満喫した琉菜は機嫌が良い。





琉菜といるとやっぱ飽きねぇな。





「ねぇ、お願いがあるんだけど。」

「なに?」

「プリクラ…撮ろ?」

「…まじ?」

「いや、やったことあるよ、さすがに!一回だけ!桜と!楽しかったなぁって…。」





プリクラ…?




あれ苦手…。



だけど…琉菜にそんな顔されると…。




はぁ…。






「行くか…。」

「無理しないで?」

「大丈夫、してねぇよ。な?」

「へへっ。」





楽しいみたいで良かったっす…。




だけど、ちょっとかわいすぎませんか?





俺たちはゲームセンターに向かう。





プリクラ機を発見して入る。




こうやって彼女って存在と2人で撮るのは初めてかも…。





俺まで初めての経験してるし…!





やっぱおもしれぇ!




出来上がったプリクラはありあねぇくらい目がでかかった。





「琉菜!琉偉におみやげ取ってやるよ。」

「とる?」

「これ。」

「UFOキャッチャー?あはは、とれんの ー?」

「なめんな。」





根拠はないけど。




1回目の挑戦。




…まぁ、こんなもんだ。




2回目の挑戦。




「え!?ほんとに取れてるし!」

「…だから言ったじゃん。」





正直俺もびっくり。




だけど、隠しておこう。




琉偉の好きなキャラクターの人形を抱えてる琉菜。




すっげぇニコニコしてるし…。





「飯食うか。」

「うん。」




ファミレスに入って注文。