baby!baby!baby!

「でも親父さんはいるんだろ?」

「多分。」

「多分?」

「アイツ大工だから俺も休みわかんねぇ。」

「そうなんだ。」





あれはあれで意味わかんねぇけど。




母親よりはマシだろうけど。





「あの人はかっけぇ。」

「昔からアイツのこと尊敬してるよな。健太は。」

「あんな生き方憧れるだろ。」

「全然。」





一言で言うと本能?




唯我独尊?




とにかくそんな親父。





「それは楽しみかも。」

「うるせぇけど。」

「龍佑の家族ならどんな人でもいいよ。」

「お前らしいな。」





人より家族を大切にしてる琉菜だから言える言葉。




琉菜が言う家族って言葉には重みがある。






「のろけないでくださーい。」

「まだいまーす。」

「消えろよ。今完全にキスする流れだったし。」

「言わなくていいから!」

「じゃあ居なくなりますかー。」

「俺らも2人になりに行くか。」

「健太変態っぽいー!」





お前等の方が俺たち見えてねぇだろ!




健太と桜がいなくなって2人きり。




昼休みは残り少し。




とりあえず琉菜を近くに置きたい。






「隣。」

「うん。」





素直に隣にくる琉菜。




他の男は想像もつかないだろうな。




それでいい。




俺しか知らない琉菜でいい。