A Small Miracle

「マネージャーはする。だけど、バスケ

は…できない…」

そう言った。少し寂しそうに…。

「そっか、じゃあまた、放課後なー!」

元気よく出て行った稜生。

何も聞いてこないことにほっとした。

「何かあった??」

急に弥麻くんから、聞かれた。

ドクンっ。

弥麻くんから、目を離すことが

できなくなった。

言葉が出てこない。

こわい…

本気でそう思った。

長い沈黙の後、

弥麻くんが先に口を開いた。

「話したくないんだったら、無理に聞か

ないけどさ、無茶だけはするなよ?ひ

とりで抱え込むなよ…」

そう言って軽く笑って出て行った。