アリスが寝たのを確認すると、ラビスは部屋を出た。

そして向かうのは…あの部屋。

静かに冷たい、重いドアを開ける。


ズズズ…


すぐにテーブルの上のランプに火を灯した。

「ただいま。僕のフランソワーズ。もう少しで君にお友達ができるよ。」

ラビスは微笑む。

「さぁ、今日も始めようか。」

そう言うとフランソワーズに近づき服を脱がせた。

「このまま、じっとしててね。」

ラビスはフランソワーズにポーズをとらせ、デッサンを始める。

「最近、天気悪いねー。」

「…」

「もう、そんなに怒らないでよ。」

「…」

「今日も口、きいてくれないんだ?」

「…」

「あ。最近ジメジメしてるけど、体調悪くない?」

そう言うとラビスは鉛筆を置きフランソワーズに近づく。

そして、フランソワーズの全身を食い入るように見る。

「…大丈夫そうだね。」

ラビスは優しく微笑む。

「今日はもう疲れちゃったかな?寝ようか。」

そう言うと、ラビスはフランソワーズの下着を付けネグリジェを着せる。

そのままお姫様だっこでフランソワーズを部屋まで運んだ。

静かにベッドに寝かせ、布団をかけた。

「おやすみ。フランソワーズ。」

部屋から出て、鍵をかけた。