「この部屋、アリスのために準備したんだ。」

3つ目のドアを開ける。

「入って。」

アリスをベッドに座らせると、テーブルの上のランプに火を付ける。


部屋の奥には窓、天蓋付きの大きなベッド、中心には丸い木の机と椅子。ドレッサーもある。


「この部屋、好きに使っていいからね。」

横でラビスが微笑む。

それでも泣き止まないアリス。

「もぉー。そんなに泣かないで。」

アリスをベッドに寝かせ、ラビスも一緒に横になる。

頭を撫でながら。

数分後アリスは寝息を立て始めた。

ラビスはアリスの頬にキスをした。


アリス、ボクはキミをユルサナイ。