瑠美音は目を疑った。 今まで目の前にいたあの男が部屋の一番奥の席に瞬間移動していたからだ。 しかも席に座るのではなく床下に這いつくばりデスク下からこちらを見ている。 瑠美音は底知れぬ恐怖を感じた。 営業部長「ようこそ城ヶ崎くん。慣れないだろうが、君にはちゃんと専属指導係がいるからね。彼だ」 部長が指差したのは、百目鬼だった。 奴は、いつのまにか、ちゃんと席についていた。