あの日から2ヶ月。

時が経つのは速いものでもう4月。

私たちは高校3年生になった。



わたしたちはと言うと…

まさにケンカの真っ最中。
原因はほんとにどうでもいいこと。

なのに私は…

「もう別れる!!」

なんて言ってしまった。

晴也に
「頭冷やせ!」

と言われて泣く泣く家に帰ってきた。


別れたくない。絶対に。
     
   謝ろう


そう心に決めた。





夜、近くのF公園に晴也を呼んだ。

晴也を見た途端、涙が溢れた。

「はるや…、こないだは…ごめんね。
 あん…なこと言って…
 わ…たし…別れたく…ないよ…
 ほん…とに、ごめ…なさい。   」

すると晴也は困ったような
笑顔で私をひきよせた。

初めてのことでビックリしたからか
涙が止まった。

「俺もごめん。
 あんな言い方ないよな…
 ごめんな。     」

また涙が溢れた。

「もう!(笑)
 いつまで泣いてんだよ。」
「だっ…て別れないと…ダメか…
 と思っ…たんだもん…」

「もう泣くな。大丈夫だ。
 俺が一生守ってやる。
 一生愛しぬくから。 」

そう言ってさらに強く抱きしめてくれた。