「ねぇ」



とある昼休み


あたしはある人に呼ばれた



そう、それは…


「美由紀…」


あたしの恋のライバル、美由紀だった


「話があるんだけど」


「わかった」




なんとなく察しがついた


でも、怖くてなにも言えなかった





人気のないとこに連れていかれて美由紀はいきなりこうきりだした


「あのさ、かじってさどうしてうちのものを取ってくの?」


「えっ?」


「あんたはうちの親友と彼氏をとった」


「え、ちょっと…」


「さつきについてはまだいい。あの子は優しいから…問題はうちの彼氏よ!なんでとったの?!」


「ちょっと待って!あたし、彼氏なんてとってないよ!」


そもそも誰かなんて知らない


でも、さつきからの話の限り、きっとあの人のことだろう


「とったじゃない。恭ちゃんのこと」


やっぱり…


「如月くんって彼女いないっていってたけど」


「…もうすぐ付き合うのよ!うちらは互いに思いあってるんだから!」


「そう…」


「そうよ!だから、もう恭ちゃんにつきまとうのは…」


「やめないよ」


「なっ…」


「あたしだって如月くんが好き。こんなにも人を好きになったのははじめてだし…。あたしはやめないから」





いまさらながらですが、あたしは変なところで負けず嫌い


だからこの恋は譲れません!



それが例え…



「美由紀が相手でもあたしは負けはせん!悔しいならなんかいってみぃ!」



かなりの強敵だろうと